台湾当局「日本の処理水が基準値を超えたら即時停止を求める」―台湾メディア

Record China    2023年9月8日(金) 12時0分

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7日、台湾メディアは、東京電力福島第一原発の汚染処理水海洋放出について、台湾日本関係協会が「モニタリングで基準値を超えた場合は直ちに放出を停止する」よう日本側に提案したことを報じた。写真は台湾。

2023年9月7日、台湾メディア・中央通訊社は、東京電力福島第一原発の汚染処理水海洋放出について、台湾の対日本窓口機関である台湾日本関係協会が「モニタリングで基準値を超えた場合は直ちに放出を停止する」よう日本側に提案したことを報じた。

記事は、日本が8月24日に処理水の海洋放出を開始して以降、台湾では多くの環境保護団体が懸念を表明しているとした上で、台日関係協会が7日、台北と東京の代表処の二重ルートを通じて「放出の過程で日本の当初の計画と異なることが判明した場合、あるいは放出後に台湾独自の検査により周辺海水の放射線レベルが基準値を超えた場合、日本に報告するとともに直ちに放出中止を求める」という台湾側の立場を日本に示し、日本側もこれに異論はないとの姿勢を示したと発表したことを伝えた。

また、同協会が海洋問題に関する日台協力対話、台湾原子力エネルギー委員会と日本側との対話という2つの対話メカニズムにおいて、今後福島の処理水海洋放出問題を年次定例会合の議題に含め、国際原子力機関(IAEA)の査察結果などについて議論するよう提案したことも明らかにしたとしている。

同協会によると、対話メカニズムに関する台湾側の提案について日本側は基本的に前向きであるものの、省庁間の調整が必要な問題であるため関係省庁調整の上、結果を台湾に通知すると回答したという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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