中国が自動車産業に道筋を示すことになるのか―独メディア

Record China    2023年9月7日(木) 6時0分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは5日、「中国が自動車産業に道筋を示すことになるのか」とする記事を掲載した。写真はBYD本社。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは5日、「中国が自動車産業に道筋を示すことになるのか」とする記事を掲載した。

それによると、独紙ターゲス・シュピーゲルは「ドイツの自動車産業は大きなプレッシャーにさらされている」とする記事で、「ドイツの自動車大国としての地位は何度も挑戦を受けてきた。1970年代の日本車、90年代の韓国車、そして2008年のテスラはいずれも、ドイツの自動車産業に影響を与えた。しかし、今回の中国からの挑戦は尋常ではない」とした。

記事によると、自動車の歴史は、競争が、自らのパフォーマンスと革新への意欲を育むため、ビジネスにとって良いものであることを示してきた。ドイツの自動車産業は、過去50年間のアジア人とテスラとの競争の中で、絶えず改善してきた。「ドイツ製」の自動車は、今日でも世界中で、品質とエンジニアリングの象徴と考えられている。

だが中国の進出はタイミングが悪い。ドイツの強さについて話す代わりに、弱さについての話があちこちで行われている。中国の自信とドイツの落胆が交錯する中、BMW、メルセデス、フォルクスワーゲンは、欧州最大級の自動車ショー「IAAモビリティ(ミュンヘン・モーターショー)」で、この印象を払拭するために全力を尽くしている。

2023年はドイツの自動車産業にとって画期的な転換点となる可能性がある。新たな挑戦は好調なドイツの産業にとっても大きすぎる。新たな中国のライバルには明確な優位性がある。それは、未来の自動車の最も核心的な部分であるバッテリーだ。

中国のドイツ市場への影響力がどこまで及ぶかはまだ分からない。現時点では、比亜迪BYD)に代表される中国自動車メーカーのドイツでの登録台数はまだ少ない。ドイツのライバルも反撃している。しかし、ドイツの自動車メーカーの間では、エレクトロモビリティに全力を注ぐ勇気よりも、内燃機関を失うことへの恐怖のほうが依然として大きいようだ。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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