「父役、師匠役のかぶり」が多発中の2023年時代劇、予想外の理由にネット大ウケ―中国

anomado    2023年9月6日(水) 23時0分

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今年配信され、視聴者の注目を集めた「長月燼明」「蓮花楼」「長相思」などは作品自体への高い評価が寄せられる一方で、「主人公の父や師匠の顔がかぶっている」との投稿が関心を集めている。写真は横店影視城。

中国で今年配信され、視聴者の注目を集めた「長月燼明」「蓮花楼」「長相思」などの話題のドラマ。出演者の演技やCG制作、アクションなど作品自体への高い評価が寄せられる一方で、「主人公の父や師匠の顔がかぶっている。その理由は新型コロナによる行動制限」との投稿がファンの関心を集めている。

「かぶり」で注目されている渦中の人物は、ホアン・ハイビン(黄海冰)、ジョン・グオリン(鄭国霖)、ユー・ボー(于波)、ホー・チョンホア(何中華)の4人。一昔前は古装イケメンとして、今は父、師匠、皇帝役として視聴者の目に触れる機会が多くなっているベテラン役者だ。

ホアン・ハイビン(黄海冰)

ホアン・ハイビンは今年だけ(配信予定も含む)でも、「長月燼明」で澹台燼(レオ・ロー/羅雲熙)の師匠、「灼灼風流」でヒロイン慕灼華(ジン・ティエン/景甜)の父、「花戎」で悪役の天帝、「寧安如夢」でヒロイン(バイ・ルー/白鹿)のライバル役の父、「雲襄伝」で主人公・雲襄(チェン・シャオ/陳暁)の友人宅の執事などの役に挑んでいる。「陽気で優しい澹台燼の師匠が、『花戎』では妻を殺し、子の肉体を奪ったむごい悪役」などの書き込みが寄せられている。

ジョン・グオリン(鄭国霖)

ジョン・グオリンは、「灼灼風流」の皇帝役、「七時吉祥」のヒロイン祥雲(ヤン・チャオユエ/楊超越)の3世にわたる父、「長月燼明」のヒロイン黎蘇蘇(バイ・ルー)の養父、「長相思」の小夭(ヤン・ズー/楊紫)の父などの役を演じた。ファンからは、「ジョン先生は今年だけで六つの時代劇で父役をこなしている」「ヤン・ズー、バイ・ルー、ヤン・チャオユエの父として心を煩わしてきた」などの書き込みが見られた。

ユー・ボー(于波)

ユー・ボーは、「七時吉祥」の主人公・初空仙君(ディン・ユーシー/丁禹兮)第一世の父、「蓮花楼」の百川院の院長、「長月燼明」の白髪の上古妖王、「少年歌行」の剣仙役などで出演。「優しそうに見えて初空のしつけにはめちゃ厳しい父さん」「温厚そうに見えて悪役もしっかり」のほか、「ミッキー・ホー(何晟銘)とユー・ボーは出演の合間に武術指導にも当たったらしい」などのリーク情報も寄せられている。

ホー・チョンホアは、「少年歌行」でヒロインの父で槍仙の司空長風、「蓮花楼」で皇帝、「長風渡」で幽州節度使(のちに皇帝)、「長月燼明」で盛王役などを務めた。ファンからは「皇帝御用役者」として親しまれている。

ホー・チョンホア(何中華)

また、「かぶり」の頻度が高い理由については「新型コロナの行動制限で横店影視城(ドラマの撮影地)から出られず、ドラマに次々出演するしかなかった」とのこと。今年に配信された時代劇のほとんどは2021年から2022年に制作されたもので、ちょうど中国で新型コロナによる行動制限が敷かれた時期と重なっている。

この意外過ぎる理由に中国SNS・微博(ウェイボー)では「今年は特によく見掛けると思ったら、これが原因だったのか」「衣装かぶり、じゃなくて父と師匠もかぶるのか!」「僕らは家に閉じ込められて暇だったのに、彼らは多忙だったのね」「なんだろう、ちょっと面白いかも」「イケメンな父と師匠をたくさん見られて幸せ」などのコメントが殺到した。(編集/RR)

横店影視城

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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