日本が24日に東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことについて、「悲しみのあまり大泣き」する3人の子どもの映像が話題になっている。

四川広播電視台のアカウント・四川観察が投稿した動画には、小学生くらいの男児が「日本のあの水が中国まで汚染しちゃう…」と号泣する姿が映っている。また、その様子をキョトンとした表情で見ていたさらに幼い男児と女児も、最後には一緒に大泣きしている。

動画を撮影した雷（レイ）さんは「彼らはこれ（処理水放出）がどういう意味かよく分かっている。自分たちは海も見たことがないのに汚染されてしまう、と。考えているうちに泣き出してしまった」と説明した。

中国のネットユーザーからは「心が痛む」「小日本はひどすぎる！」「日本に見せてやれ」「地球に日本はなくても問題ないが、海はなくてはならない」「海の環境を破壊することは許されない」「日本製品ボイコットを」などと怒りの声が上がった。

一方で、最も共感を集めているのは「子どもたちがかわいそうだ。何がかわいそうって、こんな両親を持ってしまったこと」とのコメント。ほかにも、「ごめん、なんか笑える」「ちょっとオーバーだなあ」「まるで北朝鮮だ（笑）」「茶番劇」「子どもたちは完全に洗脳されているようだ」「こんなことまでして再生数稼ぎたいか？」といった声も多く、賛否が割れている。

中国では2021年4月に日本政府が処理水の海洋放出を決定した際にも、この決定に憤慨し大泣きする中学1年生の少女の動画をメディアが大々的に報じ、同情を誘っていた。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) August 31, 2023