日本の処理水は安全か? 台湾民進党議員「私も怖い」―台湾メディア 

Record China    2023年8月31日(木) 17時0分

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30日、台湾メディア・中時新聞網は、東京電力福島第1原発の汚染処理水の安全性について、台湾の民進党議員・高嘉瑜氏が「正直、私も怖い」と発言したことを報じた。写真は高氏のフェイスブックより。

2023年8月30日、台湾メディア・中時新聞網は、東京電力福島第1原発の汚染処理水の安全性について、台湾の民進党議員が「正直、私も怖い」と発言したことを報じた。

記事は、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(シエ・チャンティン)駐日代表が先日、処理水の海洋放出について「北投の温泉のように、微量の放射性元素は実は体に有益だ」と発言し、外部からの痛烈な批判を浴びたと紹介した。

その上で、民進党の高嘉瑜(ガオ・ジアユー)立法委員が30日に台湾で放送されたテレビ番組でこの件について「政治は政治、科学は科学」とし、「国際原子力機関(IAEA)がこれまでに中国、ロシア米国、カナダ、韓国など11のメンバー国・地域の専門家を福島に派遣して調査を実施し、海洋放出が基準に適合していると認定された。それゆえ米国も韓国も放出を支持している。今、私たちは科学的データを信じている」と語る一方で、「われわれの政府はやるべきテストをやる必要がある。データが必要だ」と指摘し、魚類への影響を含む海洋調査結果のデータを公開することで、市民を安心させる必要があるとの認識を示したと伝えた。

記事によると、高氏は同原発内で処理水を用いて飼育している魚が元気であると日本側が説明していることに言及し、「正直なところ、その中で泳げと言われたら私だって怖い」と発言した上で、一部の科学者の「処理水が放出された海流は1~2年後に台湾に到達し、漁業に影響を与える可能性がある」との見立てに触れ、「この状況で政府がなすべきことは、データをオープンにし、透明性を高め、検証可能にすることだ」と述べた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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