四川省人民政府は30日午前、同省涼山イ族自治州金陽県で記者会見を開き、「8・21山津波災害」についての最新状況を発表しました。発表によると、21日未明に短時間に集中した豪雨の影響により金陽県蘆稿鎮で山津波が発生し、蜀道集団が請け負う河川沿いの高速道路のJN1区間の工事現場が被災しました。災害発生時に現場には201人の人員がいましたが、現在までに149人が危険な状態を脱しました。しかし4人が死亡し48人が行方不明とのことです。調査と証拠収集により、JN1区間のプロジェクト関連部門と労務会社の5人に「安全事故の無報告および虚偽報告罪」の疑いがあることが判明し、警察は28日、法に基づき5人に対して取り調べのための刑事拘留措置を執行しました。

習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は関連状況を知ると、「連絡が取れなくなった人を全力で捜索し、死者と行方不明者の家族への慰問などの善後処置を適切に行うように。国務院（中央政府）は指導チームを現地に派遣し、調査を全面的に展開し、法に基づいて関連責任者を糾弾し、人民大衆の生命と財産の安全を確保せねばならない」と指示しました。

また、中国共産党中央政治局常務委員で国務院総理の李強氏は、状況の確認を急ぎ、行方不明者の捜索・救助に全力を挙げ、原因を早急に究明するとともに、法に基づき厳しく責任を追及するよう指示しました。（提供/CRI）