AIによる学位論文代筆は学位証明書の取り消しも―中国

CRI online    2023年8月30日(水) 9時50分

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中国で学位法草案が28日に第14期全国人民代表大会常務委員会に提出され、審議を受けることになります。資料写真。

中国で学位法草案が28日に第14期全国人民代表大会常務委員会に提出され、審議を受けることになります。草案では学位取得者による他人の入学資格の盗用、不正使用、AI(人工知能)を使った学位論文の代筆、さらに学位授与機関による不正な学位授与などの行為について、応分の法的責任を規定しています。

学位法草案は、既に学位を取得済みの者がその学位の取得過程で以下に該当する行為があったと認められた場合、学位授与機関は学位評価委員会の審議を経て学位証明書を取り消すとしています。

1:学位論文または実習の成果に盗用、盗作、偽造、データ改ざん、AIによる代筆など、学術的な不正行為があった場合。

2:他人の身分の盗用、不正使用、他人へのなりすましあるいは私的事情に関わる不正行為などの不法な手段での入学資格、卒業証書の取得。

3:在学期間中に学位授与に値しないその他の違法行為があった場合。

草案ではまた、他人の身分の盗用、不正使用、他人になりすました高等学歴教育入学資格取得などは犯罪となり、法に基づいて刑事責任を追及することを規定しています。

学位授与の条件面については、草案は学位論文または実習の成果を口頭試問の前に試問委員会委員に送って審査を受けなければならないと規定しています。また内容が国家秘密または商業秘密に関わる場合を除き、口頭試問は公開で行わなければならないと定めています。(提供/CRI

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