Record China 2023年8月26日(土) 15時0分
拡大
20日、中国のポータルサイト・百度に「名作にもかかわらず残念な部分を残したアニメ作品5選」と題する文章が掲載された。
2023年8月20日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「名作にもかかわらず残念な部分を残したアニメ作品5選」と題する文章が掲載された。(※本記事はネタバレを含みます)
文章はまず、「漫画・アニメは人気のある日本文化の1つで、多彩な題材があり、多くの視聴者を魅了している」とした上で、「しかし、全てのアニメが視聴者の期待にかなうわけではなく、がっかりさせてしまう部分もある。今回は、日本のアニメで名作と言われながらも、残念な部分を残した5つの作品をピックアップする」とした。
1つ目は「ソードアート・オンライン」。川原礫氏のライトノベルを原作としたSFアドベンチャーアニメで、プレーヤーが仮想現実ゲームに閉じ込められ、さまざまな目的を達成していく物語。文章は「このアニメは放送開始当初、素晴らしい設定と刺激的なストーリーで多くの人から愛され注目されていた」とする一方、「ストーリーが進むにつれて主人公のキリトが強すぎて完璧すぎる上、ヒロインや他の女性キャラクターが弱体化されるなどの問題があった。また、ストーリーの進みが遅く、論理的に混乱している部分もあり、視聴者からはもともとの良い設定を無駄にしているとの評価も出た」と説明した。
2つ目は「NARUTO(ナルト)」。同作は岸本斉史氏の漫画を原作とし、忍者を題材にしたアニメ。うずまきナルトという少年が火影(里の中で最強の忍者)になる夢を実現するため、努力と成長を続ける物語だ。文章は「鮮やかなキャラクター設定、素晴らしい戦闘シーンや技の数々、感動的な友情や愛情などを含むこのアニメは放送時、世界的なブームを引き起こした」と紹介。一方で、「ストーリーが重複したり冗長な部分があり、キャラクターが増えすぎると一部が冷遇されるなどの問題がある。戦闘の規模が大きくなりすぎたが結末はあっさりとしている点も視聴者は残念に思っただろう。同作は引き延ばしが多かったために魅力を落としてしまった作品だと考えられている」とした。
3つ目は「BLEACH(ブリーチ)」。同作は久保帯人氏の漫画を原作とし、死後の世界を題材にしたアニメで、黒崎一護という高校生が死神の朽木ルキアに出会った後、虚(ホロウ)と戦い、自分自身の謎を解明していく物語。文章は「かっこいい人物設計や武器、鮮やかな戦闘シーンや素晴らしい音楽、内容が濃いストーリー、そしてユーモアのある笑いや日常編もあり、放送時に大きな反響を呼んだ」とする一方、「同作もまた、『ナルト』のようにストーリーが引き延ばされる、あるいは時系列がスキップされるという問題を抱えていた。キャラクターは平凡か強すぎるかの両極端で、意味を見出せない戦闘があったり、結末があまりにも性急であるなども、多くの観客が残念に思った点だった」と評した。
4つ目は「東京喰種 トーキョーグール」。同作は石田スイ氏の漫画を原作とするダークファンタジー作品。金木研という大学生が、グール(人を食う怪人)に襲われた後、半分が人間、半分がグールという存在となり、人間とグールの戦いや葛藤を描いた物語。文章は「アニメ放送開始時には暗い雰囲気や画風、残酷なストーリーや複雑な人間の心理、考えさせられるテーマなどが多くの人に注目され、期待された」と評価。一方で、「ストーリーの変更や削除が多く、キャラクターが大きく変形したり、戦闘シーンが単調という問題も見られる。結末は急ぎ足で、多くの視聴者が原作の良さがないと感じたようだ」と述べた。
5つ目は「進撃の巨人」。同作は諫山創氏の漫画を原作とし、世界の終末を題材にしたアニメ。エレン・イェーガーという少年が、自分の母親が巨人(人を食う怪物)に飲み込まれるのを目撃した後、全ての巨人を駆逐しようと志し、巨人と人間の戦いに巻き込まれていく。文章は「衝撃的な設定やシーン、次回も見たくなるようなストーリー、個性豊かなキャラクター、深みのあるテーマなどを含む同作は当初、視聴者の熱狂を引き起こしたことは間違いない」と説明した。しかし、「最も残念な部分はその結末だ」と指摘。原作の漫画は11年半にわたる連載を経て、21年4月に物語を終えたが、「この結末は多くの視聴者に謎を残したままとなった。エレンがなぜそのような選択をしたのか、なぜ自分と愛する人を犠牲にしたのか、なぜ巨人に生きる道を残したのか、なぜ世界をより大きな混乱に陥れたのかなど、解明されていない部分も多い」と述べた。(翻訳・編集/柳朱音)
この記事のコメントを見る
Record China
2023/8/22
2023/8/21
2023/8/13
2023/8/12
2023/8/10
2023/8/1
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る