カトリック聖地バチカンの広場、日本製品に代わり韓国サムスンの超大型ビジョン登場

Record Korea    2023年8月26日(土) 12時0分

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カトリックの聖地バチカンのサン・ピエトロ広場に日本企業の大型ビジョンに代わって韓国サムスン電子の超大型ビジョンが設置される。韓国紙は「ブランドPR効果に期待」と伝えた。写真はサン・ピエトロ広場。

カトリックの聖地バチカンのサン・ピエトロ広場に、これまで設置されていた日本企業の大型ビジョンに代わって韓国サムスン電子の超大型ビジョンが設置される。韓国紙は「バチカンは毎年数百万人が訪れる観光名所であるため、かなりのブランドPR効果が期待できそうだ」と伝えた。

バチカンはイタリアの首都ローマの中にある小さな都市国家。サン・ピエトロ広場はイタリアのバロック芸術の巨匠ベルニーニが1656年に設計し、1667年に完工した。幅240メートルで最大30万人を収容できる。

朝鮮日報によると、サン・ピエトロ広場に2007年に設置された日本のパナソニック製大型ビジョンが16年ぶりに撤去され、サムスン電子の超大型ビジョンが新たに設置される。

サムスン電子は366インチの大型ビジョン2台と260インチの大型ビジョン2台、計4台を8月末までに設置する。新しい大型ビジョンは9月初めから稼働する予定で、これに合わせてサムスン電子の代表団がローマ教皇庁を訪れる予定だ。

サムスン電子はサン・ピエトロ広場に自社のロゴ入りの大型ビジョンを設置することで、大きなPR効果を期待している。朝鮮日報は「日本製に代わってサムスン電子製が設置されるという点でも大きな意味がある」と付け加えた。

朝鮮半島へのキリスト教伝道は18世紀に始まった。カトリック教会の方がプロテスタント各派よりも早く到達した。現在では全人口の約11%がカトリックとされる。

プロテスタントは諸教派に分かれるため、単一の宗派としての信者数はカトリックが最大で、組織的にも最も強固なものがある。北朝鮮にも「沈黙の教会」と称する秘密組織が平壌などにあるという。

信徒が増加したのは朝鮮戦争後だった。1984年には教皇ヨハネ・パウロ2世が、その翌年にはマザー・テレサが韓国を訪問している。大統領経験者の故金大中(キム・デジュン)氏、文在寅(ムン・ジェイン)氏らも信者だ。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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