最新の業績報告で大幅な増収を明らかにした動画配信サービス・愛奇芸（iQiyi）だが、今夏のヒット作「蓮花楼」の貢献も大きいと報じられている。

中国の4大動画サービスの1つ、愛奇芸が22日に最新の業績報告を公開。23年第2四半期（4-6月）の収益について78億元（約1550億円）に達したことで、前年同期比で17％の成長を明らかにした。なお、このうち会員サービスによる収益は49億元（約974億円）で同15％増、視聴会員数は1日平均で1億1100万人としている。

バイ・ジンティン（白敬亭）とソン・イー（宋軼）主演の時代劇ドラマ「長風渡」など、話題作の配信が続いたが、第2四半期の伸びとして過去最大の増収となった裏には、23年夏季シーズンを代表するヒット作となったチョン・イー（成毅）主演の武侠時代劇ドラマ「蓮花楼」の貢献も大きいと報じられている。

なお、愛奇芸の今後のラインナップとしては、バイ・ルー（白鹿）とチャン・リンホー（張凌赫）主演の「寧安如夢」、ヤン・ミー（楊冪）とゴン・ジュン（龔俊）主演の「狐妖小紅娘：月紅篇」、リウ・シーシー（劉詩詩）とリウ・ユーニン（劉宇寧）主演の「一念関山」、ユー・シューシン（虞書欣）とチャン・リンホー主演の「雲之羽」などが明らかになっており、引き続き変わらぬ勢いが期待される。（Mathilda）