「呪術廻戦」の夏油傑はなぜ闇に落ちた?ネットユーザーが考察する8つの理由―中国サイト

Record China    2023年8月10日(木) 23時0分

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6日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「アニメ『呪術廻戦』夏油傑はなぜ闇に落ちた?ネットユーザーが考察する8つの理由」と題する文章が掲載された。

2023年8月6日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「アニメ呪術廻戦』の夏油傑はなぜ闇に落ちた?ネットユーザーが考察する8つの理由」と題する文章が掲載された。(※本記事はネタバレを含みます)

「呪術廻戦」は週刊少年ジャンプで連載中の芥見下々(あくたみげげ)氏による漫画が原作。人間の負の感情から生まれた呪霊を、呪術を使ってはらう呪術師の戦いを描く。このほど放送された第2期「懐玉・玉折」では過去にさかのぼり、呪術高等専門学校時代の五条悟(ごじょうさとる)と夏油傑(げとうすぐる)がメインキャラクターとして描かれた。

文章はまず、「アニメ『呪術廻戦』では、夏油の闇落ちが物語の転換点として描かれ、ネットユーザーの間で議論を呼んでいる」とした上で、「ネット上では夏油の闇落ちの8つの理由が結論付けられた。では、一体どのような理由があるのだろうか」と話題を提起した。

第1に「嫉妬と無力感」を挙げ、「五条は実力で最強にまで上り詰めたが、夏油は五条には及ばないというコンプレックスが心の中に広がっていった」と述べた。

第2に無視できない要素として「孤独」を挙げ、「いくたびの任務の中で、夏油と五条は共に行動を開始し、五条に至っては単独任務も開始した。その中で夏油はメンバーの中で孤立無援になっていった」とした。

第3の要因は「疲弊」。文章は「夏に使う呪霊操術は夏油にとっては負担が重く、呪霊を頻繁に飲み込む習慣は精神的負担を重くした」と考察した。

第4は「心理的ダメージの蓄積」。「呪霊を飲み込む行為に極度に不快感を覚え、その心理的負担により徐々に崩壊の瀬戸際に向かっていった」と分析した。

第5に重要な転換点として挙げたのは「思想の変化」。「九十九由基との交流は夏油傑の思想に大きな衝撃を与えた。九十九の理念は夏油とは異なり、夏油が自身の価値観や信念を疑い始めるきっかけとなった」とした。

第6は「後輩の存在」だとし、「夏油の後輩である灰原雄の死と七海建人の経験した苦痛に、夏油も苦痛と罪悪感を覚え、これらの不幸な事件は苦悶を引き起こした」と推測した。

第7は「人間の愚かさへの絶望」。「盤星教徒の行動やある村での事件で、夏油は人間への失望と怒りを感じた。人間の愚かさが世界の苦痛を招き、社会への不満を生んでいると思うようになった」とした。

最後は「高専(呪術専門高等学校)による指名手配」だとし、「夏油は高専生の身分でありながら高専により社会から締め出され、その孤立と無力感が闇落ちの引き金となった」とした。

また、「これらの要因が積み重なって夏油は闇に落ちることなった。同時に、親友の五条との関係も疎遠になっていった。五条も夏油が闇に落ちる過程で気を緩めていたのだろうが、肝心な時に夏油に関心を持つことができれば、結末は違ったかもしれない」と指摘した。

文章は最後に、「夏油の闇落ちは『呪術廻戦』のストーリーに深みを与え、視聴者が人間性について考えるきっかけを与えた。プレッシャーと苦境に直面した時、われわれは自分を見失ってしまう可能性がある。道を外した夏油の存在は一種の警鐘で、われわれに周囲の人々、特に苦痛にもがいている人々に注意を向けるよう促した。友情に支えられれば、より多くの悪い出来事を避けることができるかもしれない。夏油の物語は、心の闇に勇敢に直面した時に、光の差す出口を探し、複雑な人間性を持ちながら自分自身を保つことの重要性を教えてくれる」と総括した。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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