中国外交部報道官は7月31日におこなわれた記者会見で、「中国とイタリアは『一帯一路』の共同建設を巡って多くの実務的成果を収めた」と述べました。

イタリアのクロセット国防相は30日、同国が4年前に「一帯一路」構想に参加したことについて「拙速で無謀」だと述べ、中国からの輸入が増加する一方で、対中輸出の増加につながらなかったとすると同時に、「中国は競争相手であり協力パートナーでもあるため、現在の問題は、対中関係を傷付けずにどのように撤退するかだ」と主張したと報じられています。

これについて、中国外交部報道官は、「『一帯一路』の共同建設を巡る協力は、中国とイタリアの実務的協力のために新たなプラットフォームを構築し、貿易や企業間協力などの面で多くの実務的成果を収めた。イタリア側の統計によると、今年1～5月のイタリアの対中輸出は前年同期比58％増と大幅な増加を実現した。『一帯一路』共同建設を巡る協力の潜在力をさらに掘り起こすことは双方の利益に合致する」と指摘しました。（提供/CRI）