韓国の教師の間でモンスターペアレントを告発する#MeToo運動広がる=ネットにも怒りの声

Record Korea    2023年7月25日(火) 18時0分

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24日、韓国・KBSによると、ソウルの小学校教員が自殺したことを受け、「モンスターペアレント化した保護者に苦しめられている」という教師たちの告白、いわゆる「#MeToo運動」が広がっている。資料写真。

2023年7月24日、韓国・KBSによると、ソウルの小学校で1年生の担任をしていた20代の教員が自殺したことを受け、「モンスターペアレント化した保護者に苦しめられている」という教師たちの告白、いわゆる「#MeToo運動」が広がっている。

教師労働組合連盟京畿(キョンギ)教師労働組合は21日、「悪質な苦情、児童虐待の冤罪(えんざい)、今こそ話してください!」と題したウェブサイトを開設し、約2万2000人いる組合員に通知した。開設から4日目の24日午後1時半までの書き込みは1676件に達したという。

ある幼稚園教員は「家では野菜が食べられないが幼稚園では食べさせてほしい、顔を洗わずに登園したので洗ってやってほしい、などと要求される。うつ病になった教員も多い」と投稿している。「夜の11時に、翌日の登校時間を教員に聞いてくる」「子どもを玄関まで迎えに出てほしい」などと保護者がショートメールを送ってくると書いている小学校の教員もいる。「(子どもが)友達にたたかれて泣いたと言っているので、間に入って(相手に)謝罪させてもらいたい」「ちゃんと話せない子なので格別に配慮してほしい」というショートメッセージを受け取ったという投稿もある。「勉強に集中できないから、授業時間中はチャイムを鳴らさないでほしい」と要求されたという体験談もあった。

京畿教師労組は「教師たちの被害をよく知ってもらうため、サイトは期限を設けずに運営する計画だ」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「家庭でしつけするべき問題をなぜ教師に押しつけるのか」「幼稚園の教員はママじゃないぞ」「我が子の顔も洗ってやらずに家から送り出し、教師にやらせようとするなんて。小学校や幼稚園を何だと思っているのか」「なんてレベルの低い保護者だろう。それでは子どももお察しだ」「ひどいモンペだらけだな」「勤務時間外にメッセージを送るな」「家でもできないことをなぜ外でやってもらえると期待できるんだ?」など、非常識な保護者たちへの怒りのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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