Record China 2023年7月25日(火) 8時0分
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ファーウェイクラウドは21日に開催したスマート運転革新サミットで、自動運転開発の全プロセスをカバーするプラットフォームを発表した。自動運転関連で提携する新たな会社も発表された。
ファーウェイクラウドは21日に開催したスマート運転革新サミットで、新たな自動運転開発プラットフォームを発表した。パートナーである自動車業界との長年にわたる蓄積と人工知能(AI)モデルの盤古(パングー)など新技術を結び付け、自動運転開発の全プロセスにわたる効率的なモデルを提供するという。
ファーウェイクラウド・グローバルマーケティング販売サービスの石冀琳総裁は、「ファーウェイクラウドは今後もインフラ建設を継続し、自動車業界に安定的で信頼性の高い計算力や業界をリードするビッグデータ、ビッグモデルなどの技術を提供し、中国の自動車メーカーが実力を高めることを支援する。また、ファーウェイクラウドは技術を提供するだけでなく、中国の自動車メーカーに全面的に協力するパートナーだ。弊社は(自動車会社にとっての)最良の外部の力となり、中国の自動車メーカーの質の高い海外進出を後押しする」と述べた。
ファーウェイクラウド自動運転開発プラットフォームは、同社が自動車業界向けに開発した、専門的な、安全で各種法令にも合致する「1+3+M+N」と呼ばれるクラウドインフラストラクチャーを土台とする。また、データを利用して反復自己学習するAI技術の応用で、顧客やパートナーの自動運転研究開発効率の向上、研究開発コストの削減を支援し、自動運転技術の量産化と商業化の実現を推進する総合的な研究開発プラットフォームだ。
ファーウェイクラウドは2022年6月15日の時点で、初の自動運転開発プラットフォームを発表していた。同プラットフォームは、路上試験で得たデータのクラウド上の処理、アルゴリズムのトレーニング、シミュレーションプラットフォームの3点に焦点を絞ったもので、ブログラムが複数のユニットで構成されており、ユーザーは必要な部分を組み合わせて使える特徴がある。
ファーウェイクラウドはこのところ、自動運転分野で「新たな状況」を出現させつつある。例えば21日には、内モンゴル自治区のオラーンチャブ市に自動車業界向けに特化したクラウド施設を設けたことを発表した。同施設は厳格かつ合理的なセキュリティー対策を採用することで、利用者の利益をしっかり保護する。一方で、昇騰(Ascend、アセンド)AIクラウドサービスを提供することで利便性がもたらされる。
ファーウェイクラウドは現在、華人運通(高合汽車)、第一汽車集団、賽力斯(AITO)、momenta、東風集団、江鈴集団車なども自動運転技術に取り組む会社と提携している。21日のサミットでは、新たに四維図新、北汽福田汽車、毫末智行などと提携することが発表された。
ファーウェイクラウドが新たに発表した自動運転開発プラットフォームは、自動運転技術の開発と商業化を加速し、中国の自動車業界のスマート化のみならず、工業全体のモデル転換や高度化に貢献すると期待されている。(翻訳・編集/如月隼人)
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