Record China 2014年7月29日(火) 14時31分
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「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」が8月2日に日本で公開される。(C)2013 HUAYI BROTHERS MEDIA CORPORATION ALL RIGHTS RESFRVED.
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2014年7月27日、香港のヒットメーカー、ツイ・ハーク(徐克)監督の怪奇冒険アクション映画「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」が8月2日に日本で公開される。監督は公式インタビューで「誰も見たことのないものを作りたかった」と語った。
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アンディ・ラウ(劉徳華)主演「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」(10)の前日譚。知力・体力兼ね備えた判事・ディーが、海の神・龍王(シードラゴン)の謎に挑む物語。中国映画史上最高の製作費2億元(約32億円)を費やし、興行収入6億元(約96億円)を稼ぎ出した大作だ。
前作でアンディ・ラウが演じたディーの若き日を、台湾映画「モンガに散る」(10)のマーク・チャオ(趙又廷)、ドラマの鍵の握る悲劇の男・ユエンを若手韓流スターのキム・ボムが演じている。中国で人気上昇中の、ドラマ「蘭陵王」のウィリアム・フォン(馮紹峰)、ドラマ「宮廷女官 ジャクギ」のケニー・リン(林更新)ら、アジアの若手俳優が競演する作品となった。
──独創的な武器が魅力的です。どこからアイデアを得るのですか。
物語や人物の必要性によってデザインしました。登場人物が自身の重要性を強調するために必要なのです。たとえば悪人は棒を使いますが、役柄に合わせて力強さをイメージしました。武器をデザインした理由は二つ。一つ目は登場人物の行動で観客に性格を印象付けること。二つ目はアクションシーンで、武器によって人柄を表すこと。通常の私の映画にはないかもしれません。
──今回は過去最高のセット数で、新たな街を建設するように大規模な撮影だったそうですね。監督の世界観を作るため、特にこだわった点は。
実は新しい街を作ったのではなく、古いセットを使いました。ほとんど一つの地方か小さな街のように大きいもので、装飾して作品の背景に合わせ、壮大なイメージを作りました。
──監督にとってディーの魅力は。
最も大きいのは背景です。ディーがいた7世紀の唐王朝は、後の時代と大きく異なります。唐は東西文化が入り交じり国際色豊か。さまざまな人が首都に住んでいました。女性と学者は現代よりも自由だったぐらいです。それがこの時代に関心を持った点です。
ディーはほぼこの時代(唐王朝)にいたので、私は中国の7世紀を探索する必要がありました。私にとって最も魅力的な点でした。シリーズ化で重要なポイントは時代背景と文化。誰も思いつかない、観客を驚かせる、誰も見たことのないもの。それらが現実となり、製作につながることを望んでいます。
──中国、台湾、韓国とアジア圏の俳優が集結しました。次回作に日本の俳優が出演する可能性は。気になる日本の俳優はいますか。
起用する可能性は十分にあります。実は以前、日本人俳優をキャスティングしたことがあるのですが、うまくいきませんでした。日本映画をたくさん観て、日本人俳優の演技も観ているので、彼らを起用することに興味があります。
気になる日本人俳優は大勢います。が、一緒に仕事をするチャンスがあるか分からないので、今言うのは難しいです。好きな俳優はたくさんいます。経験のある俳優にも、若くて新しい俳優にも興味を持っています。(文/遠海安)
「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」(2013年、中国・香港)
監督:ツイ・ハーク(徐克)
出演:マーク・チャオ(趙又廷)、キム・ボム、ウィリアム・フォン(馮紹峰)、ケニー・リン(林更新)、アンジェラベイビー(楊穎)、カリーナ・ラウ(劉嘉玲)
2014年8月2日(土)、シネマート六本木ほかで全国順次公開。
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