韓国のコストコ従業員が猛暑の中カートを17キロ押し熱中症で死亡、会社が遺族に謝罪すらせず物議

Record Korea    2023年7月13日(木) 15時0分

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13日、韓国・SBSによると、韓国で猛暑注意報が出された先月19日、会員制大型量販店「コストコ」の駐車場でショッピングカートの整理をしていた従業員が死亡する事故が発生した。資料写真。

2023年7月13日、韓国・SBSによると、韓国で猛暑注意報が出された先月19日、会員制大型量販店「コストコ」の駐車場でショッピングカートの整理をしていた従業員が死亡する事故が発生した。会社側は3週間が経った現在も、遺族に謝罪すらしていないという。

死亡した従業員の父親は12日、ラジオ番組のインタビューで「息子が職場で勤務中に熱中症で死亡したが、(会社側は)労災申請は勝手にしてくれといった態度だ」と明かした。

事故当日、当該従業員は正午から午後7時まで1時間あたり200台ほどのショッピングカートを店舗入り口まで運ぶ業務を行っていた。この日の最高気温は33度で、カートを押して歩いた距離は17キロメートルほどだった。

父親は「休憩時間もちゃんと守られていなかった」と指摘し、「3時間ごとに15分休むことになっていたが、息子の話では休憩所まで往復で9分もかかるため、駐車場の片隅にしゃがんで休んでいたそうだ」と話した。

当該従業員は死亡前日の18日、肩や胸の痛みと呼吸困難を訴え「明日病院に行く」と家族に伝えていた。父親は「息子は持病もなく健康で、誠実に業務に取り組んでいた」とし、「息子が働いていた店舗は他の支店と比較して駐車場の人員が6~7人少なく、過重労働させられていた」と主張したという。

韓国のネットユーザーからは「コストコにはがっかり。そんな対応はあんまりだ」「ひどい。従業員が亡くなったのに謝罪すらしないなんて」「行くたびに思っていた。コストコのカートを押す若い従業員がとてもつらそうだと。駐車場はサウナのように暑い。コストコは韓国で最大収益を得ているのに、なぜ駐車場がそんな劣悪な作りなのか。なぜ従業員にそんなにつらい業務をさせるのか」など批判の声が上がっている。

その他「コストコの不買運動をするべきでは?」「会社の仕事をそこまで必死にする必要はない。必要なときに利用し、必要なくなったら迷わず捨てるのが会社だ」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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