日本に戻ってきた韓国の”ポッタリさん”、ターゲットはブランド品と酒=韓国ネット「恥ずかしい」

Record Korea    2023年7月8日(土) 18時0分

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6日、韓国・毎日経済は「日本のデパートでオープンランする韓国人…歴史的円安で戻ってきたポッタリさん」と題する記事を掲載した。写真は銀座。

2023年7月6日、韓国・毎日経済は「日本のデパートでオープンラン(開店前から客が列をつくること)する韓国人…歴史的円安で戻ってきたポッタリさん(韓国の行商人を表す)」と題する記事を掲載した。

記事によると、夏休みシーズンを迎えた最近、福岡岩田屋の「コム デ ギャルソン」ではTシャツ類が午前中には完売してしまう。理由は、超円安の波に乗って訪れた韓国人がオープンランで商品を買い占めているため。同ブランドの成人用の夏のTシャツは日本で7000円ほどだが、韓国では2倍以上の値段で売られているという。

記事は「買い占めを主導しているのは、円安の影響で戻ってきたポッタリさん」だとし、「100円=800ウォン台を記録した2015年には多かったが、円相場が落ち着きを取り戻し見られなくなっていた」と説明している。

最近のポッタリさんは、費用を最小限に抑えるため船便を利用していた過去と違い、航空便を利用して短い時間で大量に買い物をする。コロナ禍が落ち着き韓国人の日本旅行需要が爆発したことで往復航空券の価格は20万ウォン(約2万2000円)台に急落している。ポッタリさんが主に利用するのはLCC(格安航空会社)の済州航空だという。

済州航空関係者は「最近、往復回数が多くマイルの貯まったVIP利用客が急増している」とし、「約9年前にポッタリさんが想像以上のマイルを貯め、メリットを享受していたのと同じような雰囲気だ」と話した。

ポッタリさんが購入する商品も過去と大きく変わった。15年当時はiPhoneなどの電化製品とレゴなどのマニア層向け製品だったが、現在はブランド品と酒類が主なターゲットとなっている。代表的なのは「コム デ ギャルソン」や「メゾン キツネ」など、韓国と日本現地での価格差が1.5倍以上あるブランド。酒類は最近の若者の間で流行中のウイスキーが人気だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「恥ずかしい」「韓国に来る中国人ポッタリさんを悪く言えないね」「韓国も中国も五十歩百歩」「ノージャパン(日本製品不買運動)をしていた国の国民とは思えないな」「日本経済が滅びることはない。韓国人が支えてあげるから」「同じブランド品なのに日本のデパートで買った方がはるかに安い。韓国でのぼったくり価格に円安を考えると、航空券代を出してでも行く価値がある」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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