2014年7月24日、中国の軍事サイト・米爾社区は、北朝鮮から脱出した20人とそれを支援した6人が7月中旬に中国で身柄を拘束されたことを受け、「脱北者の拘留が中国から北朝鮮への贈り物になることを韓国が懸念している」と伝えた。

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拘束された脱北者は4家族で構成され、60代の夫婦と20〜30代の若者、子どもも含まれている。支援者6人は5人が中国現地のガイドで、もう1人は韓国に住む元脱北者。韓国政府は調査を進めるとともに、釈放を求めて中国政府に接触している。

中国ではこの件に関する公式な発言はまだないが、この脱北者たちは中国と北朝鮮の国境の町・図們市にある拘置所に移送される可能性が高く、そうなれば北朝鮮に送還されることになるとみられている。

脱北者の送還後は政府から迫害される危険性が高く、処刑されるケースもあるため、韓国や米国などは中国政府に対して脱北者を送還しないように働きかけている。しかし、中国政府は脱北者を経済移民と見なしており、本国に送還する措置を取っている。また、北朝鮮との間で中国への違法入国者を送還する取り決めもあるという。（翻訳・編集/岡田）