中国本土の当局者約70人、台湾イベントへの参加申請を拒否される―独メディア

Record China    2023年6月30日(金) 13時0分

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29日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、台湾での観光イベントに出席を申請していた中国本土の官僚約70人について、台湾当局が受け入れを拒否したと報じた。写真は台湾・桃園国際空港。

2023年6月29日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、台湾での観光イベントに出席を申請していた中国本土の官僚約70人について、台湾当局が受け入れを拒否したと報じた。

記事は、政治的緊張と新型コロナの影響で中台間の交流が減少しており、台湾当局が昨年10月に入国規制を緩和する一方で中国本土からの訪問を依然として禁止しているほか、台湾人の中国本土訪問も個人旅行に限って認め、ツアーによる訪問を許可していないと説明した。

その上で、台北で7月に行われる観光イベントの運営者が招待していた中国本土9省の観光当局幹部の訪台について、台湾移民署が29日に「両岸の全体的な情勢を考慮」した結果、幹部らの訪問申請を拒否することを明らかにしたと紹介。拒否された人数は約70人に上るとした。

台湾・大陸委員会の詹志宏(ジャン・ジーホン)氏は「中国本土の官僚については(訪台の)必要性、緊急性がなく、替えがきかないわけでははないため許可しない」と説明するとともに、中国本土の観光関連企業やイベントに携わる芸能人など100人余りについては全員訪問の許可を出すと述べたという。

記事は、中国本土の台湾事務弁公室が28日、台湾当局が大陸への団体ツアーを禁止していることを批判したと紹介。これに対して詹氏が29日に「中国本土が1月に国境を開放して以降、台湾人はさまざまな嫌がらせや非友好的な扱いを受けており、現在も釈放されていない人や、乗ってきた飛行機で送還された人もいると」と指摘した上で、中国本土側に旅行環境の速やかな改善を要求したことを併せて伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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