2023年6月25日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナウイルスの影響が小さくなり、日韓関係が改善したことで、韓国を訪れる日本人観光客の数が徐々に回復している」と伝えた。

記事によると、昨年は30万人、今年は1～4月に48万人の日本人観光客が韓国を訪れた。昨年の訪韓外国人観光客のうち日本人は9．3％で2位（米国人が17％で1位）だった。19年の水準には戻っていないものの、明らかな回復傾向を見せているという。

ソウル市とソウル観光財団が24日に東京で開催したソウル観光プロモーションイベント「2023 Seoul Edition in Tokyo」も大盛況を見せた。イベントへの参加者を募集するVisit Seoulの日本版ツイッターとインスタグラムアカウントでは、「いいね」や「シェア」の数が54万件に達した。1万人が申し込み、約700人が抽選で選ばれたという。

イベント会場にはソウルに行ったような気分になれるさまざまな体験コーナーが用意され、自身の肌色に合うリップグロスが作れる「パーソナルカラーテスト」のコーナーが最も人気を集めた。ソウル観光財団代表は「日本の若者が好きなソウルの街を再現し、彼女たちが好きなアイドルと一緒にソウルを広報している」と説明した。ある女性参加者は「コロナ禍は新大久保で韓国ドラマを観ながら韓国料理を食べる『渡韓ごっこ』をしていた。またソウルに行きたい」と話したという。

ソウル市長はイベント終了後、記者団に対し「現在はまだ訪日韓国人の数が訪韓日本人の数の3～4倍多い」と説明し、「円安の中でも数多くの日本人観光客が韓国に来るよう導いていく」と意気込みを語ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「海外の人が韓国や韓流を好きになってくれるのはとても良いこと」「韓国人もたくさん日本に行くし、日本人もたくさん韓国に来てくれたらいいな」「日韓国民の正常な交流は望ましいこと」「日韓の若者は両思いだね」「僕も日本が好き。互いに行き来しよう」などと喜ぶ声が上がっている。

また、「ソウルに初めて来て、ぼったくり価格に驚いて二度と来なくなるのでは？」「韓国に憧れを抱き、遊びに来てくれる人たちの期待を裏切ってはならない。優しく迎え入れ、再訪してもらえるように頑張ろう」と懸念する声も寄せられている。（翻訳・編集/堂本）