「尖閣諸島は日本のもの」、世論調査で7割超が反対―台湾

Record China    2023年6月19日(月) 11時0分

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台湾で行われた世論調査で「釣魚台(尖閣諸島)は日本のもの」に7割超が反対の姿勢を示した。

台湾で行われた世論調査で「釣魚台(尖閣諸島)は日本のもの」に7割超が反対の姿勢を示した。中時新聞網や三立新聞網など、台湾の大手メディアがこぞって報じている。

来年1月の台湾総統選への出馬を表明している野党・民衆党の柯文哲(カー・ウェンジャー)前台北市長が先日訪日した際、「台湾の漁民は尖閣諸島が欲しいわけではない」などと発言したことが台湾で物議を醸している。

そうした中、18日に台湾民意基金会が発表した世論調査(20歳以上の男女1080人を対象)では、「故・李登輝氏がかつて発言した『釣魚台は日本のもので、台湾のものではない』に同意しますか?」との質問に、「とても同意する」は2.9%、「どちらかといえば同意する」は9.3%にとどまる一方、「あまり同意しない」は34.2%、「全く同意しない」は36.4%と「同意しない」が合わせて7割を超えた。残りは「意見はない」「分からない」など。

同基金会の遊盈隆(ヨウ・インロン)董事長によると、「同意しない」が多いという傾向はどの政党支持層でも同じだったが、その「強度」にやや違いがあり、与党・民進党の支持者では「同意しない」が66%、「同意する」が18%だった。国民党支持者では「同意しない」が83%、「同意する」が5.7%だった。柯氏の民衆党支持者では「同意しない」が76%、「同意する」が11%だった。

また、年齢層では、20~24歳は「同意しない」が70%、「同意する」が9.4%、25~34歳は「同意しない」が57%、「同意する」が26%、35~44歳は「同意しない」が70%、「同意する」が15%、45~54歳は「同意しない」が78%、「同意する」が8.5%、55~64歳は「同意しない」が73%、「同意する」が8.6%、65歳以上では「同意しない」が73%、「同意する」が6%だったという。

このほか、学歴や民族などの別でも大きな違いはなかったといい、同基金会は総括として「釣魚台は日本のものであるという主張には、台湾では大多数の人が反対しており、性別や世代、教育の程度、職業背景、民族、支持政党などを超えた共通認識となっている」としている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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