2014年7月23日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の中国への貿易依存度が急拡大している。昨年は貿易黒字の6割近くが中国に由来したもので、1998年から25年で8倍以上に拡大した。中国新聞社（電子版）が伝えた。

【その他の写真】

韓国銀行（中央銀行）が23日発表した統計によると、13年の韓国の輸出額のうち21．9％が中国向けだった。また、輸入額の16．3％が中国から来たもので、いずれも国別でトップだった。貿易黒字の6割近くが中国に由来しており、1998年から25年で8倍以上に拡大した。

韓国内需市場の中国依存は日増しに拡大。ソウル中心部の観光地・明洞（ミョンドン）では「中国人観光客がいなくなったら商売上がったり」との声も聞かれる。韓国銀行などのデータによると、昨年中国人観光客が韓国で利用したクレジットカード決済額は、前年に比べて8割以上増加した。

韓国の金融界も中国の影響力を無視できなくなっている。韓国有価証券市場への中国からの流入資金はトップ。韓国人の人民元建て預金も100億ドル（約1兆円）を超えたとみられる。（翻訳・編集/AA）