パレスチナのアッバス大統領は中国の習近平国家主席の招きに応じて、6月13日から16日にかけて中国を公式訪問しており、中華人民共和国とパレスチナ国は戦略的パートナーシップ構築に関する共同声明を発表しました。

声明は、双方が引き続き相互の核心的利益と重大な懸念に関わる問題において断固として支持し合うことを明記しました。パレスチナは断固として一つの中国の原則を堅持し、中国が国家主権、統一と領土保全を守ることを支持し、中国の内政に対するいかなる勢力による干渉にも断固として反対すると共に、中華人民共和国政府が中国を代表する唯一の合法政府であることを改めて表明しました。中国はパレスチナ人民が民族の合法的権利を回復するための正義の事業を断固として支持し、パレスチナ問題の早期、全面的、公正、恒久的解決の推進に努力していく姿勢を示しました。

両国は習近平国家主席が打ち出したグローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブを実行に移すために協力していくことで合意しました。

双方は引き続き「一帯一路」共同建設における協力を推進し、両国の経済貿易合同委員会のメカニズムが果たす役割を十分に発揮し、中国・パレスチナ自由貿易区に関する交渉を積極的に推進し、両国の文化、教育、報道などの分野における交流・協力を引き続き推進していきます。

双方は、第1回中国・アラブ諸国サミットの成果の実行を推進するために積極的に協力していきます。

双方は地域問題、国際問題における協調と協力を強化し、真の多国間主義を共同で堅持し、国連を核心とする国際システム、国際法を基礎とする国際秩序、国連憲章の趣旨と原則を基礎とする国際関係の基本準則を守り、覇権主義と強権政治に共同で反対し、新型の国際関係の構築を推進します。（提供/CRI）