中国製ゲームが中東地域で大人気、歓迎される理由は?―中国メディア

Record China    2023年6月11日(日) 23時0分

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10日、環球網は、中国のゲーム会社が開発したオンラインゲームが中東地域で人気を集めていることを報じた。写真はゲーム「原神」。

2023年6月10日、環球網は、中国のゲーム会社が開発したオンラインゲームが中東地域で人気を集めていることを報じた。

記事は、昨年1〜6月の中東地域におけるオンラインゲームランキングトップ10で、中国のゲーム会社が開発した作品が6つを占めたほか、サウジアラビアの「アップルAppストア」のゲームダウンロード数トップ10でも中国製ゲームが8つを占めたと紹介。中でも「インフィニットラグランジュ」「原神」といったゲームが人気を集めていると伝えた。

その上で、中国製ゲームが中東地域で人気を集めている理由として、中国のゲーム会社が同地域で15年の経験を積んできたことを挙げた。記事によると、「征服」というタイトルの中国製ゲームが09年に同地域に進出し、15年には同地域向けにデザインした「スーダンの復仇」がリリース、モスクや砂漠など中東ならではの要素が盛り込まれたことで大人気になり、その後中国のゲーム会社が続々と同地域に参入していったという。

また、サウジアラビアなどではeスポーツやゲーム関連産業の振興を支援する政策を打ち出していること、現地のゲーム開発人材が不足していることも、中国製ゲーム人気の高さをアシストしているようだ。


記事は、写真共有アプリSnapchatを運営するSnapが発表した「2022年中東モバイルゲーム白書」で、22年1〜6月の中東地域モバイルゲーム市場で、中国企業が41%のシェアを獲得しており、中でもサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコ、エジプトが「4大ゲーム市場」になっていることが明らかになったと紹介。現地のゲーム産業は年間20%前後のペースで成長していると伝えた。

そして、浙江省杭州市にあるゲーム会社の開発担当者が「中東市場はゲーム消費をする層の割合が高いため、ゲーム企業にとってとても魅力がある」とする一方で、「チャンスは大きいが市場の深掘りを続けるのは簡単ではない。政治、宗教、法規を重視しなければならず、特に中東という特殊な市場では題材やイベント、ゲームのテーマでセンシティブな部分を避けないと、致命的な問題を引き起こすことになる」との見解を示したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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