中国外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で中欧関係に言及し、中国は欧州と共に、さまざまなレベルにおける交流の全面的な再開を促し、各分野での互恵協力を活性化していきたいと表明しました。

欧州外交評議会（ECFR）が発表した最新の世論調査によると、回答者の多くが、中国を「必要な協力パートナー」と見なしていると報じられています。また、欧州理事会のミシェル議長、欧州委員会のフォンデアライエン委員長、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相ら多くの欧州の指導者はいずれも、対中「デカップリング」は非現実的で好ましくないとし、中国との接触・協力を維持する重要性を強調しています。

汪報道官はこれに対し、「中国は欧州と共に、首脳間の合意をしっかりと実行に移し、当面の中欧関係発展の大きな方向性と基調を把握し、中欧関係を望ましい方向に発展させる勢いを固め、引き続き協力の中身をより充実させ、激動する世界情勢に、より多くの確実性と安定性を提供していきたい」と述べました。（提供/CRI）