人工知能チャットボット「ChatGPT」が、女性歌手フェイ・ウォン（王菲）の現在とデビュー当時を別人とみなして答えた内容が、笑い話として話題になっている。

中華圏を代表する人気女性歌手フェイ・ウォンは、1989年に香港で「王靖雯」（シャーリー・ウォン）の名前でCDデビューし、94年からは本名の「王菲」で活動している。どんな質問にも答えてくれると話題の「ChatGPT」でこのほど、「王菲」と「王靖雯」の「見分け方」を質問した人が、驚きの回答をフェイスブックでシェアした。

フェイスブックに投稿された「ChatGPT」の答えを見ると、同一人物のはずの「王靖雯」「王菲」を完全に違う人物と認識。その上で、2人の違いを「ビジュアル」「歌声」「個性」の3つのカテゴリーで紹介。「王靖雯」は「丸顔で立体的」なのに対し、「王菲」は「細面で五官が細やか」、「歌声」も前者は「豊かでパワフル」、後者は「繊細で柔らかで情感がある」などと分析している。

「ChatGPT」が真面目に答えたこの回答が、ネットでは笑い話として話題になり、「全力で返そうとしてくれる」「頑張ってるところがけなげでいとおしい」などといった声が上がった。また、この別人扱いはフェイ・ウォンだけでなく、台湾の男性歌手ハーレム・ユー（庾澄慶）も、よく知られる愛称の哈林（ハーリン）が別人に認識されるとの話題も登場している。（Mathilda）