2023年5月19日、韓国・デジタルタイムズによると、人気グループ「BTS（防弾少年団）」のメンバーのワクチン予防接種を担当するため勤務地を無断で離れた女性看護将校がいるとして、韓国軍当局が調査を行っている。

記事によると、20代の女性看護将校は1月中旬、勤務中に自身の部隊を離れてBTSのJINが所属する第5師団新兵教育隊を訪れ、医務室でJINに腎症候性出血熱の予防接種を打った。女性は同部隊の看護将校と親交があり、事前に相談してJINに近づいた。女性は2時間ほどで所属部隊に戻り、「BTSのJINがとても痛がっていた」と周りに話したという。

事前に申請せず無断で勤務地を離れる行為は、軍刑法第79条（無断離脱）により1年以下の懲役または禁錮刑に処される可能性がある。

女性はまた、多量のタイレノールを別の新兵教育隊に流出させた疑いも持たれているという。

軍関係者は「女性幹部がJINに予防接種を打つため許可なく離脱したのかどうかについては現在調査中で、結果により処分が変わる」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「鳥肌が立つ。悪意のある人だったら注射に何を入れるか分からない。本当に危ないところだった」「JINの精神的ショックは大きいだろう」「二度と医療行為を行えないようにしてほしい」「協力した看護将校にも厳しい処罰を与えてほしい」「韓国の軍隊はここまで緩んでしまったのか」「あれだけ国威宣揚に貢献したBTSを軍隊に連れていったのだから、その後のケアはしっかりするべきだ」などの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）