インドのゴアで開かれている上海協力機構の外相会議に出席している中国の秦剛外交部長は現地時間4日、ロシアのラブロフ外相と会談し、「ロシアとともに両国元首の重要な共通認識を確実に実行していく。さまざまな分野における協力を強固なものにすると同時に、深化させていく」という中国の立場を示しました。ラブロフ外相は、「ロシアは中国と連携して、両国関係をより高いレベルに引き上げていきたい」と述べました。

双方はまた、次の段階におけるハイレベルおよびさまざまなレベルにおける交流計画の実施、経済貿易協力の強化、人文交流の深化、人的往来の利便性の推進についても合意しました。

秦外交部長はさらに、ウクライナ危機について、「和解を呼びかけ、話し合いを促すという立場を堅持して、政治的手段による危機解決に向けて実際的な貢献をしていく」と、中国の姿勢を確認しました。これに対して、ラブロフ外相は、ロシアが中国の原則的立場に賛同するとの考えを述べました。（提供/CRI）