2023年5月1日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、メーデー連休中の中国で化学工場で爆発事故が発生したと報じた。

記事は、山東省聊城市にある中国中化集団魯西化工の過酸化水素工場で1日午前8時半ごろに爆発事故が発生して5人が死亡、1人が行方不明となり、1人が負傷して治療を受けていると紹介。ネット上で拡散している動画や写真では、現場の上空に濃い煙が上がっていること、付近に硫酸系肥料、硝酸系肥料、水溶肥料と書かれた3本の塔が見えることを伝えた。

そして、中国メディア・新京報が伝えた現地住民の話として、火が出る前に大きな音が出たこと、正午ごろに火が消し止められたこと、現場には消防車や救急車が複数出入りしていたと紹介している。

また、中国のネット上では、同市応急管理局長で同局共産党委員会書記の趙松倹（ジャオ・ソンジエン）氏が先月29日に「メーデー連休期間中の安全生産監督検査」として同社を含む現地企業の実地視察を実施したとする山東省応急管理庁の公式微博アカウントによる書き込みのキャプション画像が拡散する一方で、同アカウントがすでに書き込みを削除したとみられることを伝えた。（翻訳・編集/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) May 2, 2023