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中国の農村で大ブームとなっている「村BA」―中国メディア

人民網日本語版    2023年4月16日(日) 19時0分

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寧夏回族自治区固原市彭陽県の体育館で12日、選手のスリーポイントシュートが決まるたびに大歓声が起こっていた。開催されたのは、寧夏第6回農民バスケットボールチャンピオン決定戦の決勝だ。

寧夏回族自治区固原市彭陽県の体育館で12日、選手のスリーポイントシュートが決まるたびに大歓声が起こっていた。開催されたのは、寧夏第6回農民バスケットボールチャンピオン決定戦の決勝で、地元の多くの人が朝早くから体育館に来て、好きなチームを応援するために長蛇の列を作っていた。中国新聞網が伝えた。

「地元感」満載で、親しみやすい農村のバスケットボール大会は、ソーシャルメディアなどを通じて瞬く間に拡散し、米国NBAや中国のプロバスケットボールリーグ・CBAにちなんで、ネットユーザーの間で「村BA」と呼ばれて大人気となっている。近年、寧夏回族自治区のほか、甘粛省や河南省、貴州省、広東省などの農村でもバスケットボール大会が開催されており、「村BA」はすでに国民的なスポーツ大会へと発展している。寧夏回族自治区の第6回農民バスケットボールチャンピオン決定戦だけでも、191郷・鎮から1万4000人以上が出場した。

実際のところ、広く普及し、楽しく遊べるため、バスケットボールは中国の農村でこれまでずっと人気のスポーツだった。そして、農村におけるスポーツ施設の建設や整備が進むにつれて、バスケットボールを含むスポーツがさらに多くの人の生活に溶け込むようになっている。寧夏回族自治区西吉県バスケットボール協会の単明成会長は、「以前、地元の人々は土のコートでバスケットボールをしていた。試合が終わると、選手は泥だらけになっていた。でも今は、たくさんのスポーツ施設が建設され、屋内バスケットボール施設が2カ所ある学校もある。週末になると、たくさんの人がバスケットボールをしに体育館にやってくる」と説明する。

「2022年全国スポーツ施設統計調査データ」によると、同年末の時点で、中国のスポーツ施設の面積は37億200万平方メートルに達している。そのうち、村民委員会が設置したスポーツ施設の敷地面積は7億7100万平方メートルに達している。こうした施設の整備が進むにつれて、中国の農村の人々は、スポーツ大会に参加するさらに多くの機会やプラットフォームを切望するようになっている。

さらに、ソーシャルメディアで「村BA」の話題が瞬く間に拡散され、その人気に拍車をかけている。例えば、微博(ウェイボー)の「貴州省の村BA決勝戦」の話題は閲覧数が9000万以上に達し、昨年開催された寧夏回族自治区第5回農民バスケットボールチャンピオン決定戦のライブ配信の視聴者数は延べ107万人を超えた。また、農村のスポーツ大会である「村BA」は、開催地の文化・観光、特産品PRなどをバックアップしていることも注目に値する。(提供/人民網日本語版・編集/KN)



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