毛沢東を呑み込んだ商業主義?いまや“売れっ子CMモデル”に広告禁止を通知―中国

Record China    2007年6月25日(月) 10時9分

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2007年6月16日、安徽省淮北市で、毛沢東の肖像を掲げて宣伝活動をしたレストランがあらわれ、批判が相継いだ。24日、中国国家工商総局は共産党の指導者を広告に使用することを禁じる通知を出した。

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2007年6月16日、安徽省淮北市で毛沢東の肖像を掲げた一団が市内を練り歩いた。一団は市内を歩きながら、チラシを市民に配っていた。革命精神を訴える愛国主義者の行動かと思い、ある市民がチラシを受け取ったところ、内容はなんとレストランの広告。これだけでもたちが悪いが、さらに市民を怒らせたのは看板メニューが毛沢東が食べたという「主席メニュー」だという点。倹約・質素を旨としていた毛沢東主席をおとしめる行為だと怒り心頭だった。各メディアでも批判の声が相継いだ。

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毛沢東といえば、間違いなく中国での知名度ナンバーワンの人物。それだけに広告にはうってつけなのか、勝手に起用する例が後を絶たない。江蘇省南京市のレストランでは「毛主席が保証!料金50%オフ!」のキャッチコピーを採用、陝西省西安市では全自動麻雀卓の広告に起用されていたという。

この事態を重く見た国家工商総局は、24日、「イメージを傷つけ、社会に悪影響を及ぼす」として、毛沢東をはじめとする党の指導者を広告に使用することを禁じた。(翻訳・編集/KT)

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