国際レコード産業連盟（IFPI）が発表した2022年度の「グローバルアルバムセールスチャート」（Global Album Sales Chart）で、ジェイ・チョウ（周杰倫）の「最偉大的作品」がトップを獲得し、世界一売れたアルバムに認定された。

台湾出身のミュージシャンのジェイ・チョウは昨年7月、6年ぶりとなる通算15枚目のアルバム「最偉大的作品」をリリース。発売日から最初の1週間でCDアルバムの売り上げが500万枚を突破、7億7000万台湾ドル（約33億円）を売り上げ、いきなり記録を樹立するヒット作となった。IFPIが今年2月に発表した22年度の「グローバルアーティストチャート」（Global Artist Chart）では第9位に登場。中国語歌手で初めて上位に選ばれている。

なお、「グローバルアルバムセールスチャート」で2位となったのは、韓国の男性グループBTS（防弾少年団）の「Proof」、3位は米女性歌手テイラー・スウィフトの「Midnights」だった。

ジェイ・チョウはSNSを通じて喜びの声を伝え、「華流にとって歴史的なことで、自分の想像を超える出来事となった。音楽や芸術には国籍の壁がない」とコメントし、支えてくれた人々へ感謝の言葉を述べている。IFPIでもジェイ・チョウについて「傑出したアーティストであり、その才能が十分に証明され、世界中のファンを深い友情でつないだ」と称賛している。（Mathilda）