世界に中国の友人がいない5つの理由―米研究者

Record China    2014年7月15日(火) 7時30分

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13日、ハーバード大学ケネディスクールのアリ・ワイネ研究員はこのほど、ワシントン・ポストに「世界に中国の友人がいない5つの理由」と題した記事を発表した。中国は同じ社会主義国のベトナムとの関係もギクシャクしている。写真はハノイ。

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2014年7月13日、香港・中国評論通信社によると、ハーバード大学ケネディスクールのアリ・ワイネ研究員は8日、ワシントン・ポストに「世界に中国の友人がいない5つの理由」と題した記事を発表した。以下はその内容。

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2010年、当時のクリントン米国務長官はアジア諸国に対し、航行の自由、アジア海域の自由通行、南シナ海での国際法遵守は米国の国益に直結すると述べた。米国のこのような立場は中国にとっては恐ろしいものだが、中国の隣国12カ国がクリントン長官を支持した。米国は50の同盟国を持つが、中国の「戦略上の盟友」はきわめて少ない。この格差の理由は一体何だろうか。

1つ目は歴史的経緯によるものだ。冷戦中、米ソに挟まれた中国は同盟に反感を抱き、1982年からは独立自主の平和外交政策を取り、同盟を「不快な冷戦時代の遺物」とし、非同盟を外交の原則とした。

2つ目はイデオロギーの問題だ。現在も一党独裁体制を敷く中国が、民主国家と同盟を結ぶことは困難である。

3つ目は、「小さな池の大きな魚効果」である。歴史が長く、広大な国土と膨大な人口を有する中国は14の国と接しているが、周辺国は中国に対して疑いの目を向けざるを得ない。

4つ目には、中国が自国の発展を優先していることが挙げられる。中国が最も関心を持っているのは、他国とのビジネスの発展である。

5つ目は、中国の台頭のスピードである。台頭時期にあった米国(1870−1900)、ドイツ(1870−1900)、ソ連(1945−75)、日本(1960−90)が世界経済の成長に占めていた割合や貿易、軍事費支出を中国(1982−2012)と比較すると、どの国よりも中国のスピードが速いことがわかる。このような成長スピードは必ずや他国の焦りを招き、特にその国が次の超大国だと目されているときにはとりわけそれが当てはまる。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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