中国の旅行代理店は、このほど、増え続ける海外旅行の需要に対応するため、従業員の募集に力を入れています。

中国では2月6日から海外向けの団体旅行が試験的に再開され、観光客からの需要が急速に増加しています。

コロナ禍に、およそ半分の従業員が辞職した中国青年旅行社は、新社員の募集に取り組んでいます。関係者によりますと、30人以上の新入社員を採用したものの、まだ数十のポジションに空きがあるということです。

中国旅遊研究院が21日に発表したデータによりますと、今年は国内観光客が去年の同じ時期に比べて80％増え、延べ45億5000万人になり、コロナ禍前の2019年の国内観光客の約76％に当たるということです。一方、中国の海外旅行者の数と海外から中国を訪れる観光客の数は、去年の同じ時期の3倍となり、合わせて延べ9000万人に達すると見込まれています。（提供/CRI）