中国紙・新京報（電子版）は17日、サッカー中国代表監督の有力候補に何度も浮上したフィリップ・トルシエ氏（67）が、ベトナム代表とU-23ベトナム代表の監督を兼任することをベトナム・サッカー連盟（VFF）が発表したと報じた。

記事は、トルシエ氏について、コートジボワール代表、南アフリカ代表、日本代表の監督を歴任し、中国でも深センと杭州のクラブで指揮を執り「白巫師（白い呪術師）」の愛称で知られているとし、「過去十数年、中国代表監督の有力候補に何度も浮上した」と伝えた。

その上で、ベトナム代表が2021年から22年にかけて行われたW杯のアジア最終予選に史上初めて進出したり、U-23ベトナム代表も18年のAFC U-23選手権でグループルーグを突破したりと、近年注目に値する成績を上げているとし、「アジアサッカーに精通した名監督の下で、さらなる競争力向上が期待される」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）