中国の宇宙探査の新たな拠点として、天府宇宙線研究センターが発足しました。

この研究センターは中国科学院高エネルギー物理研究所によって、13日に四川省成都市天府新区の科学城（サイエンスシティー）と呼ばれるエリアに設立されました。

宇宙線研究室、探査技術研究室、高標高観測と検証実験室からなり、四川省の稲城県にある高標高宇宙線観測ステーションLHAASOを活用した科学研究を行い、宇宙線の起源という世紀の謎を解くために科学的な論証を提供することを目指します。

LHAASOは平均標高4410メートルの山間地帯に建設され、敷地面積は1.3平方キロメートルです。世界一の標高・規模・観測精度を誇り、2021年7月に観測を開始してから、これまでに数多くの成果を挙げました。（提供/CRI）