中国人観光客がプーケットでスズメバチ被害、10分間刺され続ける―中国メディア

Record China    2023年2月15日(水) 9時0分

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13日、上遊新聞は、タイ・プーケットを観光で訪れアクティビティに参加していた中国人客がスズメバチの襲撃を受けて負傷し、納得のいく補償が得られていないと報じた。

2023年2月13日、中国メディアの上遊新聞は、タイ・プーケットを観光で訪れアクティビティーに参加していた中国人客がスズメバチの襲撃を受けて負傷し、納得のいく補償が得られていないと報じた。

記事によると、友人との旅行でプーケットを訪れた女性・張(ジャン)さんは今月1日午後、出国前に申し込んでいたターザンアドベンチャーのアトラクションに参加した際にスズメバチの襲撃に遭遇。スタッフを含めた9人全員が10カ所以上刺され、衣服に100カ所以上刺された痕が残っていた人もいたという。張さんは「空中を渡っていた時に突然ハチに取り囲まれ、身動きが取れなくなった。近くの木には殺虫剤のスプレーが用意されていて、スタッフが空中に向かって散布したが効果はなく、どんどんハチが増えていった。仕方なくハチに襲われながら前進し、10分後にようやく地面に降り立って車に乗り、受付まで戻って処置を受けた」と当時の様子を語っている。

その後、現地スタッフは同行者から要求されて一行を病院に連れて行った。ある中国人客は気管が膨張しており、呼吸器の装着が必要な状態だったという。張さんは「初めて死がすごく近くに感じた。医者は間に合って良かった、もう少し遅かったら人生最後の一日になっていたかもしれないと言っていた」と話した。

病院で手当てを受けた張さんたちはその日のうちに観光地に戻り、現地の警察に通報した。しかし、張さんによれば警察は観光地に責任はないとの見解を示し、異議がある場合は裁判で争うようにと言われたという。仕方なく3日に中国へ戻ったが、5日が経過した8日になって顔や体に発疹が現れ、病院で手当てを受けたとのことだ。

記事によると、アクティビティーを購入した中国の旅行予約プラットフォームは張さんと友人に1200元(約2万2800円)の代金を返還し、観光地の運営者は1500バーツ(約5900円)の賠償を支払ったが、張さんは「観光地は事前に危険を十分に告知しなかった上、有効な予防措置を取っていなかった」「予約プラットフォーム、観光地の補償額は事故発生後の治療代、検査代に遠く及ばない」などと主張している。

なお、上遊新聞の記者が客に扮し、ターザンアドベンチャーのアトラクションについて「これまでに事故が発生して中止になったことはないですか」と予約プラットフォームに問い合わせたところ、「この観光地では今のところそのような状況は発生していない。もし事故が発生したら、旅行会社の保険によって補償が受けられる」との回答があったとのことである。(翻訳・編集/川尻



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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