人民網日本語版 2023年1月31日(火) 17時30分
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春節期間中に最もにぎわった商業圏は北京市でも上海市でもなく、中国中部の湖南省長沙市の黄興南路歩行者天国だった。
21日から27日にかけて春節(旧正月、今年は1月22日)に合わせた7連休となった中国の消費市場は回復を続けた。そのことを最も直接的に感じることができたのは、大勢の客でにぎわった中国各地のデパートや商業施設だったと言えるだろう。
北京市の有名な繁華街である王府井歩行者天国を午後3時に訪れると、厳しい寒さにもかかわらず、多くの人でごった返し、熱気に包まれていた。7連休中、王府井商業圏を訪れた人は前年同期比60%増となった。
また、上海市の人気観光地である外灘(バンド)の春節期間中の夜景の衛星写真を1年前と比べると、電灯が3.43%増加しており、特に南京西路周辺の電灯が目に見えて増加していた。
しかし、携帯の電波を基にしたビッグデータを解析してみると、春節期間中に最もにぎわった商業圏は北京市でも上海市でもなく、中国中部の湖南省長沙市の黄興南路歩行者天国だったことが分かった。同歩行者天国を訪れた人が最も多く、前年同期比の増加幅においても最大だった。
黄興南路歩行者天国では、「老舗新国潮カーニバル」やネットで人気の一度は行っておきたいランドマーク、若者に人気のキャラクター、消費シーンなど、春節を祝う一連の販促イベントが開催され、訪れた人々は長沙テイストや湖南テイストに溢れた春節ムードを存分に楽しんだ。
長沙市のように、7連休中にクーポン券を配布したり、「老舗カーニバル」といった一連のイベントを開催したりした各地域には客足が戻り、熱気に包まれた。
2022年の春節期間中のデータを基準のラインとした場合、春節休暇3日目に当たる23日にやや減少したのを除いて、他の日の訪れた人の数は目に見えて上回っており、特に寒波の影響からネットユーザーの間で「最も寒かった24時間」と称された24日は大きくV字回復していた。
今年の春節期間中、中国では全国的に冷え込みが厳しくなったものの、重点都市の商業圏を訪れた人の数は全体的に見て前年同期よりも25%増えていた。こうした現象を後押ししたのはどんな人々なのだろうか?
ビッグデータによると、遠方からやって来た旅行客の貢献が際立っていた。モニタリングされた商業圏では、訪れた人の約半数が他の省や市から来ており、割合は前年同期比で22ポイント上昇となった。また、今年は訪れた人が商業圏にとどまった時間も目に見えて増加しており、特に4時間以上とどまった人の数は毎日前年同期を上回っていた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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