2022年1月30日、環球時報は、日本の若者が「チャイナメイク」を好んでいるとする韓国メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、韓国・中央日報の29日付報道を引用。日本では近ごろ、若い女性が「4000年に1人の美女」と呼ばれる鞠婧禕（ジュー・ジンイー）のような中国美女のメイク方法を好んで模倣しているとし、上の世代と違って中国に対する偏見が少ない日本の若い世代の間で「チャイナメイク」が広く受け入れられていると伝えた。

また、数年前には「チャイボーグ」と形容される真っ赤な唇と濃密な眉毛を特徴とする中国風メイクが流行したのとは異なり、最近の中国風メイクは「純真と欲望」を両取りするような「純欲メイク」と称され、ピンクを用いたかわいらしさとセクシーさを兼ね備えたものであると紹介。さらに、白系の化粧品を主に用いてナチュラルビューティーを強調する「白湯メイク」も高い人気だとした。

その上で、中国のメイクや化粧品が日本の消費者からますます歓迎されている要因について、日本の専門家が「半導体など政府主導の産業とは異なり、政治的な色彩のない化粧品産業は領土問題など日中両国の対立による影響をほとんど受けない」としたほか、日本の若い世代は中国製品に対する「安かろう悪かろう」というイメージが希薄になっていると分析したことを伝えた。また、中国の化粧品自体の品質も以前に比べて向上したという意見もあるとしている。（翻訳・編集/川尻）