中国外交部の汪文斌報道官は17日の定例記者会見で、米国のシリアに対する不法な石油略奪があからさまな状況になっているとして、石油盗掘の行為についてシリア国民と国際社会に申し開きし、国際法を踏みにじり、国際ルールを破壊する行為をやめるよう、米国側に促しました。

シリア国営通信社のSANAによると、米国のシリア不法駐留軍は14日（現地時間）、シリアのハサカ県からタンクローリー53台で石油を盗み出し、イラクにある米軍基地に運んだということです。

汪報道官は関連する質問に対し、このように述べた上で、「シリア政府の公式データによると、2022年上半期にシリアの1日当たり石油生産量の8割以上が米軍によって不法に運び出された。米軍は今月の初め、タンクローリーとトラック60台を動員してシリアの石油や小麦を盗んで運び出した。米側の強盗行為はシリアのエネルギー危機と人道的災難を深刻化させている。シリア国民の生存権は米国によって容赦なく侵害されている」と指摘しました。（提供/CRI）