中国国家統計局は17日、2022年末時点の中国本土の人口について、前年末より85万人少ない14億1175万人とのデータを発表した。

同年の出生数は956万人、死亡者数は1041万人で、人口の減少は61年ぶり。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には16日、「人口減少は人口ボーナスの消失を意味する。そうなれば労働力はますます高くなって物価も上昇、高齢者を支える若者の負担も増える。日本や韓国は人口減少、高齢化で、多くの人が70歳になっても仕事をしている。これは今の中国の若者の未来だろう」として出産を呼び掛ける投稿があり、他のネットユーザーからは「子ども1人を育てるのも大変なのに2人なんて無理」「大都市の不動産価格が下がったら結婚してたくさん子どもが欲しい」「ボーナスを味わっていないから、ボーナスに貢献するモチベーションが持てない」などの意見が寄せられた。（翻訳・編集/野谷）