中国人観光客の再来を歓迎するアジア諸国、タイでは閣僚がお出迎え―中国メディア

Record China    2023年1月9日(月) 21時0分

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9日、毎日経済新聞は、中国で入国者の新型コロナ検査と集中隔離が免除されたことで、韓国をはじめとするアジア各国が中国人観光客の再来を歓迎していると報じた。写真は仁川国際空港。

2023年1月9日、毎日経済新聞は、中国で入国者の新型コロナ検査と集中隔離が免除されたことで、韓国をはじめとするアジア各国が中国人観光客の再来を歓迎していると報じた。

記事は、中国で8日から入国時のPCR検査と集中隔離措置、国際旅客便運行数の制限措置が撤廃され、今後中国人の海外旅行が再開されることになると伝えた。そして、中国本土へ向かう6路線が就航している韓国の仁川空港では、主要航空会社の中国直行便が1月いっぱいまですでにほぼ満席状態にあり、韓国の予約サイトでは経由便も手に入りにくい状態となっており、仁川―北京の価格が最高で約1万元(約19万円)と昨年の数倍にまで跳ね上がっていると紹介した。

また、航空便需要の激増に伴い、大韓航空では3年ぶりに職員の新規採用を実施し、客室乗務員を少なくとも100人増やすほか、機体整備など地上スタッフも段階的にコロナ前の水準に戻す予定で、主に中国路線を運営してきたLCC会社も中国への往来が再開することで今年は黒字化を見込んでいるとした。さらに、新型コロナ期間に客足が途絶え、一時期売り上げがほとんどなくなった韓国の免税店にとっても復活の大きなチャンスとなっていること、韓国国内のホテルでは中国からの予約受付が再開され、多くの旅行会社が中国語ガイド集めに奔走し、中国人に人気のある観光地ではインフラの点検、スタッフの中国語トレーニングなどが急ピッチで行われていることを伝えた。

業界関係者によれば、今年の韓国の観光市場は新型コロナ前の5〜6割にまで回復する見込みだという。

記事は、韓国以外のアジア各国でも中国人観光客が戻ってくることに対する期待が大きく膨らんでいると紹介。先月27日以降、シンガポールのビザ発給サービス注文量が前年同期比で30倍を超え、マレーシアでも激増しているとした。また、タイの観光局が先日、今年タイを訪れる中国人観光客数について22年の27万4000人から20倍近い延べ500万人とする予測を発表、今月9日には副首相をはじめとする多くの閣僚が空港に赴き、8日の中国政府による規制撤廃後に初めて到着した中国人観光客を出迎える歓迎ぶりを見せたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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