多くの人気俳優や女優を抱える中国の芸能プロダクション・歓娯影視（China Huanyu Ent．）が新年に当たって公開したポスターでは、序列が入れ替わり、バイ・ルー（白鹿）が女優でトップに立った。

著名プロデューサーのユー・ジョン（于正）氏が代表を務める歓娯影視がこのほど、主だった所属タレントを集めた新年のあいさつのポスターをネット上で公開。3人が並んだ最上段の中央で、事務所の顔として紹介されているのが女優バイ・ルー、その左側に位置する2番目が俳優シュー・カイ（許凱）、右側に配された3番目が女優ウー・ジンイエン（呉謹言）となっている。

2018年の時代劇ドラマ「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」でブレークし、これまで歓娯影視のトップ女優として紹介されていたウー・ジンイエンだが、その後はヒット作が生まれず、昨年はドラマではなくバラエティー番組「乘風破浪」で人気を集めた。一方のバイ・ルーは21年以降、主演ドラマ5作品が立て続けに配信されて人気を博し、パワーバランスに変化が生まれた。今年の歓娯影視の「一哥」はシュー・カイ、「一姐」はバイ・ルーとなっている。

バイ・ルーは昨年19社の企業広告に起用され、昨年を代表するヒット作となったファンタジー時代劇「蒼蘭訣」でブレークしたワン・ホーディー（王鶴棣）の14社、人気俳優のシャオ・ジャン（肖戦）の14社を上回った。現在、配信待機中のドラマは4本を数え、中でもレオ・ロー（羅雲熙）と共演の2部作「長月燼明」「月照千峰」が注目の話題作となっている。

なお、歓娯影視の序列で4位に登場したのは「瓔珞」の皇帝役などで知られる俳優ニエ・ユエン（聶遠）で安定のポジションに。5位には俳優ソン・ウェイロン（宋威龍）が登場している。（Mathilda）