中国の人気女優ディリラバ（迪麗熱巴）が妊娠しているとの情報が流れたことをめぐり、ディリラバ側がうわさを完全否定し、法的措置を取る考えを示した。捜狐娯楽など複数の中国エンタメメディアが伝えた。

報道によると、ディリラバの所属事務所は3日に声明を発表し、「近頃、一部のインターネットユーザーが新浪微博（ウェイボー）や微信（ウィーチャット）、抖音（Douyin）、豆瓣（douban）などのプラットフォームで、弊社所属のタレントであるディリラバに関する事実ではない情報を大量に流している。その内容は全くもって悪意によるデマであり、事実無根である上、ディリラバの名誉を著しく侵害している」と指摘した。

その上で、「ディリラバの合法的な権利を守るため、すでに弁護士に委託して上述の権利侵害行為の証拠集めを完了しており、これから法的なルートを通じて訴訟を提起し、権利侵害の責任の主体（である人物）を追及する」とし、「弊社はディリラバへの違法行為を絶対に看過しない。すべての権利侵害の主体に対してすぐに当該行為を停止し、すべての内容（文字だけでなく画像や動画も含む）を削除するよう厳に警告する」と述べた。

ネットユーザーからは「ようやく動いたな」「最近の加工画像はひどい。すぐに訴えた方がいい」「ネットは法外の地ではない」「ディリラバを支持する。美女は大変だよ」「一人も逃げられはしない」「デマの流布者よ、次はあなたの番だ」といったコメントが書き込まれている。

ディリラバは1992年6月3日生まれの30歳。新疆ウイグル自治区ウルムチ出身。2013年にデビューすると、17年のドラマ「永遠の桃花 ～三生三世～」で人気を博し、翌年には金鷹奨の女優賞を受賞。20年に「夢幻の桃花～三生三世枕上書～」、21年に「長歌行」、22年に「与君初相識」「恰似故人帰」がヒットするなど時代劇での活躍も目立つ。（翻訳・編集/北田）