Record China 2022年12月18日(日) 22時10分
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夫から、職場で行った新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったとの連絡を受けた妻は、3時間をかけて、帰宅した夫が寝室にたどり着くまでの「隔離通路」を自作した。
妻は帰宅した夫に「四つん這いになって入って来て!」と指示した。遼寧省瀋陽市内のマンションでの一コマ。夫から、職場で行った新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったとの連絡を受けた妻は、3時間をかけて、帰宅した夫が寝室にたどり着くまでの「隔離通路」を自作した。中国のポータル/ニュースサイトの網易が紹介した。
夫から「陽性だった」との連絡を受けた妻は、同居している高齢者や子供への感染を、なんとしても防がねばならないと決意した。家には、内装改修工事をした時に余ったビニール袋がたくさん残っていた。妻は、そのビニール袋で帰宅した夫専用の「隔離通路」を作ることにした。さらに、夫が入る寝室はドアは使わずに、袋に使ったビニールで入口を覆った。ビニールは半透明だが、一部は別の透明なビニールを使ってのぞき窓状にして、夫の様子を確認できるようにした。
ただ、夫は帰宅してから寝室まで、四つん這いになって進まねばならない。屈辱的な姿勢ではあるが、夫は文句を言わなかったという。
同件がネットで拡散すると、さまざまな意見が寄せられた。「もし(家族全員が)発症したら、だれがだれの世話をするのか。女性の措置はよかった」と評価する声もあれば、「陽性になるときはなる。陽性になっただけでも辛いのに、こんなところを通っていくのはさらに大変だ。家では何でもやらされると言っても、これはあんまりだ。夫はバカにされている」といった憤りを示した人もいる。
家には帰らずに、ホテルを利用すべきとの意見もあった。ただ、ホテルを利用すれば費用が発生し、面倒を見てくれる人もおらず、さらに多くの人に感染させる可能性もあるとして、ホテル利用は賢明ではないとの書き込みも寄せられた。
また、3時間もかけて「隔離通路」を作るよりも、夫の全身を覆うビニール製のコートを作り、夫にはドアの外に置いた清潔なスリッパをはかせてそのコートを着用させて寝室に誘導させた方がよいという「さらに建設的」な意見も寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)
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