Record China 2022年12月7日(水) 18時30分
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中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、中国海南省の新型コロナ対策措置が緩和され、観光地として有名な同省への航空チケットや宿泊の予約が急増していることを伝えるツイートが注目を集めている。写真は三亜市。
2022年12月5日、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、中国の海南省の各行政当局が「省外との往来時の新型コロナ感染予防対策を緩和する」と発表したのを受けて、同省の省都の海口市や「中国のハワイ」と呼ばれる三亜市への宿泊予約や航空チケットの予約が急増していることを伝えるツイートが注目を集めている。
第一財経日報などの複数の中国メディアの公式アカウントによると、5日、海南省海口、三亜など各市県から省外へ往来する人員の感染症予防管理措置について、隔離やPCR検査陰性結果の規定を調整し、措置を実施しないと通達があった。また、旅行サイトのQunar(去哪儿)のデータによると、この通達の発表後の1時間以内に、三亜行きのチケットの検索数が前日同時刻比で1.8倍、予約件数は3.3倍に達したという。三亜のホテル宿泊予約件数も3倍に急増したほか、海口行きの航空チケット予約は前日比2倍増、海口発の航空チケットの予約も4割増えたそうだ。オンライン旅行会社の同程旅行がまとめたデータによると、12月5日付の全国からの海口行きの航空チケットの発行数は前週比63%増、三亜行きは55%増となったほか、海南省のホテルの宿泊予約数は前週比21%増に達したという。
「中国のハワイ」とも呼ばれる三亜市では、今年8月に新型コロナの感染拡大により、ロックダウンの結果、観光客約8万人のうち2万5000人がホテル内に足止めされるなどの事態が発生した。当時同市を離れたい場合は、7日間にPCR検査で5回の陰性結果を示す必要があったという。現在の状況は、中国の国家衛生健康委員会(NHC)が5日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、3日時点の市中の無症状感染例は2万2859人(前日から2618人減)で、比較的落ち着きを見せており、11月11日には国家衛生健康委員会から「感染症対策の最適化を図る20項目の措置」が発表され、12月5日からは、北京や上海で地下鉄などの公共交通機関を利用する際の陰性証明の提示が不要になった。
このツイートに対し、他のネットユーザーからは「いいニュースだ」「どうやら海南には観光に行けそうだ」「みんな開放されたら、遊びに出かけよう」「遊びに行こうと思ったが、こんなにもホテルや飛行機のチケットの予約が殺到しているとは」「三亜を実験台にする気か」「みんなの生活がゆっくり元通りになりつつある」「遊びに行きたいけど、お金が」「みんなが出かけるのに、私は学校」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之)
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