中国でも2022年12月3日、サッカー・ワールドカップ（W杯）のグループリーグ（GL）H組で、韓国がポルトガルに劇的な勝利を挙げて決勝トーナメント進出を決めたことが報じられた。

中国メディアは、日本時間13日午前0時に同組の韓国―ポルトガル、ウルグアイ―ガーナの試合が同時スタートしたと紹介。GL突破に勝利が必要な韓国は1点先制された前半27分、左コーナーキックからゴール前にこぼれた球をキム・ヨングォンが左足で蹴り込み同点に追いついたとした。そのまま前半が終了。後半に入るとすでにGL突破を決めているポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドを途中で交代させるなど実力を温存。これに対して勝利が絶対に必要な韓国はゴールを狙い続け、ついに後半アディショナルタイムにソン・フンミンがドリブルで突破して相手陣内に入ってスルーパス。これをファン・ヒチャンが右足で決めて逆転に成功して2-1で勝利したと伝えた。

そして、もう1試合ではウルグアイがガーナに2-0で勝利し、韓国が試合終了間際に逆転勝利したことで両チームが勝ち点、得失点差で並び、総得点数で上回った韓国が決勝トーナメント進出を決める劇的な結末になったと伝えた。

この結果について、中国のネットユーザーは「韓国すごいぞ」「韓国はフィジカルの勝利だ。よく走れる。ポルトガルのフィジカルももちろん素晴らしいけれど、韓国に追いつけなかった」「今大会のアジア勢は素晴らしいな」「アジア人もできるってことを示した」「日本と韓国はいつもわれわれを喜ばせる」「また（賭けに負けて）ビルから飛び降りようとする人が出るぞ」といったコメントを残した。

また「中国代表はどうしてこんな強豪がひしめき合うアジアのグループに属さなきゃいけないのか。中国外交部は国際サッカー連盟に、中国代表をブータン、ネパール、ラオスなどと一緒に独立したグループにしてここから2つW杯出場枠を確保するよう強く求めてほしい」と要望するユーザーも見られた。（翻訳・編集/川尻）