中国の俳優ウィリアム・フォン（馮紹峰）と女優チャオ・リーイン（趙麗穎）の最新ドラマが同じ時期に配信開始となり、元夫婦の人気の競い合いも注目されている。

ドラマ「明蘭～才媛の春～」などで共演したウィリアム・フォンとチャオ・リーインは、2年半の結婚生活を経て21年4月に離婚を発表している。離婚後もそれぞれ俳優業に専念している2人だが、チャオ・リーイン主演のドラマ「風吹半夏」が今月27日、愛奇芸（アイチーイー/iQiyi）で配信をスタート。ウィリアム・フォン主演の「星河長明」は、今月30日から優酷（YOUKU）で配信開始を予定している。

近年、時代劇作品が多かったチャオ・リーインだが、今年6月に配信・放送されて好評だったドラマ「幸福到万家」に続き、「風吹半夏」は激動の1990年代を舞台にした現代作品。27日の配信開始直後、映画やドラマの情報サイト・猫眼による新作の熱度ランキングでは初登場4位に入る人気を見せている。

ウィリアム・フォン主演の「星河長明」は、何度もドラマ化されている架空の世界「九州大陸」を舞台に、“九州”シリーズ人気作家の1人、斬鞍（ジャンアン）の小説を映像化した時代劇ドラマとなる。

離婚後も精力的に活動する2人だが、今夏にはそれぞれが撮影のため、浙江省にある巨大撮影基地・横店影視城の近くに滞在し、その間には3歳の長男を囲んで会食する姿が何度も目撃されている。普段は上海市にあるウィリアム・フォンの実家にいる長男だが、チャオ・リーインがオフの時には、その実家に足を運ぶ様子も目撃されており、別れても円満な関係を築く「理想的な離婚のかたち」とネット上でも称賛されている。(Mathilda)