ルワンダは赤道近くに位置するアフリカの国で、21世紀に入ってから、国内総生産（GDP）の年間成長率は長期にわたって7％以上を保っています。新型コロナ感染症の影響を受けているにも関わらず、世界銀行が発表した報告書によりますと、ルワンダはアフリカ大陸における経済成長が最も速い5カ国の一つであるということです。

2000年に大統領に当選したポール・カガメ氏は中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）のインタビューを受けた際、「国家統治の理念の基礎は、われわれが担う責任と対応すべき課題を理解し、国民をすべての行動の中心に置くことに基づいている。民衆は国の将来の発展予想を理解しており、国への貢献を期待されていることもわかっている。過去20年間、われわれが良好な発展を果たせたのは、2000年に策定した『ビジョン2020（中長期的な国家開発計画）』によるものであり、結果的に80～85％ほどが完成し、そうでなかった10～15％は教訓とすべきところである」と表明しました。

人権制度と民主制度の欠如を非難する国際的な声について、カガメ氏は、「批判好きな人々の目的は、私たちを失望させたり、永遠に過去にとどまらせたりすることだ」と指摘したうえで、「われわれは二つの方法で対応する。一つ目は説明することだ。存在する問題を受け入れ、解決するには時間がかかる。そのため、説明することが必要だ。そして二つ目は『ノー』を言うことである」と示しました。

また、カガメ氏は「ルワンダのインフラの現代化において、中国は大きな役割を発揮した。さらに、健康や教育およびその他のシステムを構築するうえでも大きな貢献をしている。われわれは深く感謝する」と話しました。

インタビューの中で、「中国とルワンダの関係を一言で表すなら」と訪ねられて、カガメ氏は「協力」と答えました。（提供/CRI）