アニメによって日本のサッカーは変わった―中国メディア

Record China    2022年11月26日(土) 12時0分

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25日、光明網は「アニメによって日本のサッカーは変わった」とする文章を掲載した。

2022年11月25日、中国メディアの光明網は「アニメによって日本のサッカーは変わった」とする文章を掲載した。

文章は、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、サウジアラビアがアルゼンチンを破ったのに続き日本も強豪のドイツを破る番狂わせを演じ、いずれも2-1の逆転勝利を収めた2カ国はグループリーグ内の争いをおもしろくするとともに、アジアサッカーの進歩を世界に感じさせるものだったとした。

その上で「日本代表の発展の足跡をたどる上で、40年余り前に連載が始まった『キャプテン翼』に触れないわけにはいけない」とし、81年に「キャプテン翼」の連載が始まって人気を集めると、野球からサッカーへと興味を変える子どもたちが多くなり、93年にはプロサッカーリーグのJリーグが発足、W杯予選では本戦出場まであと1分のところで失点して敗退してしまう「ドーハの悲劇」を経験したと紹介。その4年後にはリベンジを果たして98年にW杯初出場を果たすと、2002年には韓国とともにW杯を主催、ベスト16にまで進出したと伝えるとともに、その後今大会までの20年間日本代表はW杯本戦に出場し続けていると紹介した。

そして、日本代表がW杯の常連となった背景には、日本国内におけるサッカーの土壌が日増しに豊かになっていたことと、サッカー人口の大幅な増加があると指摘。日本サッカー協会が05年に発表した計画では50年までにW杯優勝とともに1000万人以上のサッカー人口を目指すとしており、そのわずか5年後には日本のサッカー人口がすでに480万人に達したことが明らかになったとした。また、近年ではより多くの若手選手が日本を飛び出して海外のハイレベルなリーグのクラブに所属するようになり、今大会のメンバーでは実に20人が欧州のクラブでプレーしていると紹介。長年の緩みない努力により海外で通用する選手を次々輩出してきたことで、ハイレベルな試合での経験や技術を蓄積してきたことが現在の日本代表の躍進につながっているとの見方を示している。

文章は、「キャプテン翼」の中では日本代表と西ドイツ代表が対戦するシーンも描かれており、作品では主人公の大空翼率いる日本が死闘の末永遠のライバルであるシュナイダー率いる西ドイツを下したと紹介。当時のサッカーファンは「神話」と捉えていたストーリーが現在、本物の日本代表によって現実に変えられたのだとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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